多機能・極安・極小パソコンRaspberry Piの活用
ー講演と実演ー
時 間 午後13時30分(13:10 開場)〜15時30分
場 所 小金井市前原暫定集会施設A
小金井市役所第一庁舎の連雀通りを挟んで向かい側
参加費 無料 お申込み不要、直接会場にお越しください
主 催 NPO法人らくビット
後 援 小金井市教育委員会
学習指導要領改定 主体的な学び、対話的学び、深い学び 150年来の「同じことを皆同じペースで一斉に教える授業」からの転換


高齢者(65歳以上)の人口:3600万人のうち健常者2900万人(前期:96%:約1700万人、後期:70%、約1200万人)の要介護を遅らせるには?
						人生100年時代の人生設計は大きく変わる(リンダ・グラットン)
		        
解決策は一人ひとりの健康寿命を伸ばす(生涯のQOLアップ)と、その集積による社会的効果
最新の調査研究でわかり始めたこと:
健康長寿を決める要因は他人と直に話すこと・社会参加がダントツの1位
    
							社会的関係と死亡リスクの関係(対象:30万人、148の研究のメタ解析)
    
							長寿の秘訣は周囲の人との交流 Susan Pinker
    
							定年退職後一番幸せな人は新しい仲間を進んで作った人たち Robert Waldinger
    
							社会参加している人の死亡率は:男:10歳以上、女:15歳以上若い
				
							何故、社会参加や人との交流で健康長寿になるのか? 
							注目されているのが脳内ホルモンの健康長寿効果、特に絆ホルモン・オキシトシンの健康長寿効果
							    親切は老化を遅らせる(オキシトシンの効果)(「親切は脳に効く」ディビット・ハミルトン著、サンマーク出版)
							    人に親切にすることの健康効果、「もうこりた」で健康長寿? 「忘己利他」最澄
				
高齢者と子どもの交流で認知機能が改善されたり、若返る(英国での科学的検証他)。子どもにもプラス
社会基盤を支えているLinux OSの代表格、Ubuntuの意味:他者への思いやり
オンラインでScratch Scratchのホームページ(MIT)
オフラインでScratch ラズパイのOS、RaspbianはオフラインでScratch1.4、Scratch 2、Scratch 3が使える。Scratchを簡単な実演で紹介
						 ビジュアル・プログラミング言語・Scratchは子どもばかりでなく大人にも易しく(他のプログラミング言語に比べて)、
プログラミング未経験者でも比較的容易に習得できる。
						Scratchを使うことにより小さな子どもから高齢者まで多世代にまたがる交流ができる。
				
					 NPO法人らくビットは毎週火〜土に(電子工作やAIを含む)プログラミング学習会とプログラミング教室を開催(右図)。
					自主的に参加し、教え合う、まさに「主体的な学び、対話的学び、深い学び」の場となっている。
					参加者の支えあいによる楽しい交流が生まれ、高齢者が元気になっていくのを目の当たりにし、
					以下の効果が得られている。
				
					①社会参加の機会が得られる:プログラミング教育の支援、プログラミング教室講師など
					②プログラミングを教えたり、教えられたり、直接的会話・ふれあいがある
					③頭を使う(一種の脳トレ)、それだけでなく創作の喜びと成果、達成感が得られる
					④新しいことに挑戦できる。目標を立てやすい
					⑤子どもとのふれあいは高齢者、子ども双方に良い効果が期待される(上記高齢者と子どもの交流)
					
プログラミング学習や教育支援は高齢者を元気にし、超高齢社会の諸課題の解決に貢献できると期待される。
				
面白くて夢中になれる共通のもので子どもを含む多世代の人と交流し、楽しみながら 目的を持って社会貢献できる取組み
 
			①ラズパイの標準OS・Raspbian(ラズビアン)にはScratch1、2及び3がデフォルトでインストール済
②ScratchにはラズパイのGPIO(電子機器を制御する電気の入出力)を使う拡張機能があり、電子工作等をScratchプログラムで制御できる
					①ラズパイは、創始者Eben Uptonが中が見えて子どもがワクワクするコンピュータを作りたいと発想した教育用コンピュータ
					②名刺サイズながらUSBx4、ディスプレー(HDMIx 2、)、カメラ、音、有線・無線LAN、Bluetooth、GPIOなど各種接続が豊富
					③目的や状況、ICT環境に対応した周辺機器の多様な組み合わせができる
					④ラズパイ特有のGPIO(General Purpose Input Output)で各種電子機器との接続、各種通信、電子工作、ロボット制作などができる
					⑤OSやアプリ不用、5千円のシンクライアントPCとして使える。POE(PowerOverEthernet)で有線LANが電源になる(通常の電源不要)
					⑥HDDの代わりに脱着できるマイクロSDカード(1000円前後)を使うので生徒個人のカードを作れ、学校⇆家庭間で持参もできる
					⑦ラズパイは広範な分野で多様な使い方をされているので(下図)、コンピュータが社会でどのように使われているかを身近に学べる
					⑧大幅な経費削減になる。①本体35-55ドル(数千円)+②電源・キーボード・マウス・マイクロSD+③ディスプレー、 ①+②:1万円、③1万円〜
				
プログラミングや電子工作など
教育用に最適なコンピュータ
いろいろな使い方ができる
として注目されている
各種機器接続と多種通信対応
多彩な機器に組込まれている
 
				NPO法人らくビット理事 大庭敏彰
					ラズパイの最新機種Raspberry Pi 4(ラズパイ4)の素晴らしさを見ていただくいただく予定でしたが、
					日本ではいまだ未発売のためラズパイ4を入手できず(*)、ラズパイ3B+を使ってラズパイの特長やどのように使われているかを紹介します。
					*2019年6月24日に発売されましたが(ラズベリー財団のホームページ)、日本での発売は大幅に遅れています。
				
				
SoC:Broadcom BCM2711
CPU 1.5GHz クアッドコア Cortex-A72
GPU :デュアルコア VideoCore IV 500MHz
メモリ :LPDDR4-2400 SDRAM 1GB/2GB/4GB(3モデル)
ギガビットイーサネット フルスループット
Bluetooth 5
USB :USB 3.0×2、USB 2.0×2
映像出力端子: HDMI Type-D×2
電源: 5v 3A ポート USB Type-C
価格: 35米ドル(メモリ1GBモデル)
45米ドル(同2GBモデル)
55米ドル(同4GBモデル)
(https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1906/26/news046.htmlから引用)
 
				
