NPO法人らくビットの目的は、定款第3条の
「この法人は、オープンソースソフトと情報通信機器の活用研究と啓発・普及活動を主としてシニアの人達により行い、
それによって社会参加と生きがい・健康つくりを進めながら超高齢社会の活性化と情報通信技術活用の推進に貢献してゆくことを目的とする」
であり、具体的には
情報通信機器としてRaspbery Piを使い、Linux OSとそのアプリケーションソフトを活用した活動をしています。
団塊の世代全員が後期高齢者になる2025年の日本の高齢化率は30%を超え、後期高齢者は人口の18%なり(1)、医療費や介護費の増大など社会保障費の増大、労働力不足、様々な問題が顕在化してきます。
社会保障費は医療費と介護費の半分を国が補填しており、一人ひとりが健康であればその総和として社会保障費の医療費と介護費の国庫負担分を下げることができます。
健康であることは本人の人生を豊かにするばかりでなく家族の幸せにつながります。元気な高齢者が多いと地域社会が活性化します。
後期高齢者になると健康を損ね要介護になる人が急増します。その大きな要因は「歳だからと何もしなくなる」ことです。目標を持って社会参加し活動することが高齢者、特に後期高齢者の健康維持に重要です。
欧米では認知症発症や認知症患者数が大幅に減少しています(2)。これに対し日本では認知症患者が急増しています。
この違いの原因は何か? 定年制のない欧米では高齢になっても社会活動や仕事をしている人が多いのに対し、
日本では定年退職すると社会から孤立し社会活動・仕事をしなくなることが挙げられています。
認知症発症リスクの中で1番に挙げられているのが若いときの教育期間の短さです(3)。
これが高齢になってからの学習習慣の欠如につながり、認知症発症リスクの一番の原因に挙げられています。
言い換えれば
高齢になってからの学習が認知症予防に最も重要であることを示唆しています。
高齢になっても新しいことを学ぶと脳の海馬で新しい脳神経細胞が新生されます(4)。学ぶほど海馬の活動が高まります。
一方、アルツハイマー型認知症では海馬における脳神経細胞新生が著しく低下します(5)。
認知症予防にとって新しいことを学ぶことの重要性は脳科学的にも裏付けられます。
これから深刻になる労働力不足から高齢になっても働くことが要請されるようになり、年金の支給額だけでは生活できない状況が増えることから
高齢になっても働かざるをえない状況になってきます。
以上、これからの社会情勢の見通しと個人個人の人生設計を支援するため以下の生涯学習事業と生涯現役事業を実施しています。
ラズパイを活用した 生涯学習事業 |
プログラミング学習会 電子工作学習会
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ラズパイを活用した 生涯現役事業 |
プログラミング教室 ラズパイ利用支援
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