ラズパイは、多目的に使える高機能・高性能・超小型・省エネの格安パソコン

 ラズパイは、英国ケンブリッジ大学で開発された教育用パソコンです。 現在では低価格で高機能・高性能な超小型コンピュータとして社会の様々な分野で使われています。 ラ ズパイを使うことで広い視野で情報通信技術を学習できます。

  最新のRaspberry Pi 5(下図)は、Sucicaとほぼ同じサイズに(他のパソコンにはない)沢山の機能が詰まっています。
これらの機能によって他のパソコンではできない色々なことができます。
価格は、メモリー8GBの機種で80ドル(1ドル150円換算で12000円)!と格安です。

 

Raspberry 5

 

CPU 2.4 GHz 4コア 64 bit Arm
GPU デュアルコア VideoCore VII 800MHz
メイン メモリー 8 GB LPDDR4X-4267 SDRAM(8GBモデル)
補助記憶(ストレージ) HDDの替わりにMicro SDカードスロットを使ってマイクロSDカードを使用(随時交換可能)
HDMIディスプレイ出力 4K対応のディスプレーを2台接続できる 2 × micro-HDMI ポート
無線LAN(Wi-Fi) 2.4 GHz / 5.0 GHz
有線LAN ギガビットイーサネット
ブルートゥース Bluetooth 5.0
USB接続 USB2ポートx 2、USB3ポートx 2
電源 USB Type C ポート、5 V/3 A、5 V/5 A(推奨)
ラズパイ特有の機能 GPIO ピン、各種インターフェース(上図参照)
追加で必要なもの 専用のファン付きケース(必須)、マイクロSDカード(必須):手持ちのカードの再利用もできます。
ディスプレーとキーボード、マウス,ケーブル類は手持ちがあれば購入不要
価格 8GBモデルで80ドル(約12000円)、専用のファン付きケース:10ドル

 ラズパイは、(ノートパソコンにはない)ラズパイ特有の特長があります。ハードディスクの替わりに取り替え可能なマイクロSDカードを使います。 マイクロSDカードは簡単に取り替えられるので標準のraspberry Pi OS以外にWindowsやAndroid、その他様々なOSが使えます。。それによって多様な使い方が出来ます。
 ラズパイにはGPIO(General Purpose Inpu Output、汎用入出力装置)という装置がついており、これによって多様な電子機器を制御できます。 この機能によりラズパイは産業界で使われています。教室では電子工作ができます。

 

Raspberry 4

Raspberry Pi 5とRaspberry Pi 4 model B、Raspberry Pi 3 model B+の比較表

td>HDMI Type-A×1
Raspberry Pi 5Raspberry Pi 4Raspberry Pi 3
CPUコアCortex-A76(4コア)Cortex-A72(4コア)Cortex-A53(4コア)
CPUクロック2.4GHZ1.5GHZ1.4GHZ
GPUデュアルコア VideoCore VII 800MHz デュアルコア VideoCore VI 500MHz Broadcom VideoCore IV 400MHz  
メモリー LPDDR4-2400 SDRAM 4GB/8GB LPDDR4-2400 SDRAM 1GB/2GB/4GB/8GB(4モデル)LPDDR2 SDRAM 1GB
ストレージmicroSDカード同じ同じ
USBUSB 3.0×2、USB 2.0×2 USB 3.0×2、USB 2.0×2 USB 2.0x4
HDMImicroHDMI Type-D×2microHDMI Type-D×2microHDMI Type-D×2
有線LANギガビットイーサネット フルスループット ギガビットイーサネット フルスループット 最大300Mbps
無線LAN802.11ac Wi-Fi 2.4GHzおよび5GHz同じ同じ
Bluetooth554.2
オーディオ尾端子なし3.5mmステレオ同じ
電源5 V5A ポート USB Type-C 5 V3A ポート USB Type-C 5V/2.5A(USB micro-B)
Raspberry Pi 特有の装置
拡張ボード GPIO40ピン同じ同じ
マイクロSDカードスロット1同じバネ付
ディスプレーポート221
カメラポート21
PoEサポートあり イーサネットから受電可(要アドオンボード) 同じ同じ
大きさ85×56mm 名刺サイズ同じ同じ
 ラズパイの魅力は、価格のやすさとその価格にしては驚きの高性能であるでしょう。
Raspberry Pi 4 modelBの価格(税抜き)は4500円(メモリー2GB)、6200円(4GB)、8200円(8GB)。
 キーボード一体型でOSとアプリがインスト−済みで一式揃い、ディスプレーにつなげば直ぐ使えるRaspberry Pi 400 (右図)は、単体で70ドル、セットで100ドル(2021年発売の日本では単体:8750円、セット:12500円、税別)。 まさに、Raspberry Pi 400は驚きの100ドル(1万円)パソコンです。
低価格にも関わらず、通常のパソコンとして使うのに不自由しない性能を持っています。

Raspberry Pi 400

キーボードパソコン
SocBroadcom BCM2711C0
CPU1.8GHz Cortex-A72 x4
GPUデュアルコア VideoCore VI
メモリー4GB
ストレージマイクロSDカード
ビデオ出力microHDMIx2
オーディオ出力microHDMIx2
USBUSB 3.0 × 2 USB 2.0 × 1
有線LAN10/100/1000 Base-T RJ45 ソケット
無線LAN802.11 b/g/n/ac 2.4/5GHz
BluetoothBluetooth 5.0 (Cypress CYW43455)
GPIO コネクター40ピン 2.54mm ピンヘッダー
電源Type-C 5V@3.0A